アイデア次第で売れる!アパレル店員の集客できる 売り場づくりアドバイス

日々の売り上げを確保していくことは、アパレル販売員にとって必須となる課題のひとつです。
そして、売れるお店をつくるためには、さまざまな取り組みを前向きに実践することが大切!
今回は、『売れるお店に欠かせない必勝ポイント』をわかりやすく解説しましょう。

入りやすい雰囲気づくりができている

お店の売り上げは、お客さまにお買い上げいただいたお品物の代金を合わせたものです。
よりたくさんのお客さまにお買いものをしていただくには、ひとりでも多くご来店いただかなくてはいけません。
そのためには、『お客さまが入りやすい雰囲気づくり』がとても大切になります。
店内にお客さまがいないときでも、スタッフはつねにおだやかな表情で動的待機を心がけます。
また、スタッフ同士でかたまって雑談することは避け、業務連絡も手短に行いましょう。

ディスプレイが魅力的

お店の入口やショーウインドウにあるディスプレイは、お客さまが足を止めるきっかけとなる重要な役割があります。
ディスプレイでは、ニーズが高いシーズン商品や少しだけ季節を先取りしたアイテム、トレンド要素の高いデザインを使用します。
また、1月はセール、2月はバレンタイン、3月と4月は卒入学やフレッシャーズというように、ディスプレイではシーズンイベントのイメージ演出も行われます。

見やすくわかりやすい商品陳列

通路から店内を見たときに、各アイテムがどこに置いてあるのかがすぐに確認できるわかりやすさも大切です。
また、在庫量が増えるセール時期や実売期、商品量が多いショップにおいては、陳列棚のボリュームにも余裕をもたせ、ラックにかけるハンガー数にも気を配りましょう。
これらに気をつけることで、「ちょっと見てみようかな♪」というポジティブなお客さま心理につなげることができます。

導線を考慮したレイアウト構成

導線とは、お客さまが入店してから店内を見て歩く経路のこと。
お客さまが歩かれる順路と足を止めて商品を見る場所を想定し、それぞれのポイントに強化アイテムを陳列していきます。
また、それぞれのポイントの近くには鏡や手荷物台を設置するなど、お客さまが過ごしやすい環境づくりと同時にスムーズな接客が行えるスペースも確保します。

売るべき商品が明確である

アパレショップでは、週間や月間ごとに『打ち出し商品』や『強化アイテム』が設定され、ショップによっては販売目標枚数を設定しているところもあります。
これらの商品は、高い消化枚数を見込みブランド内の生産枚数も多いことから、必然的に売り込みを行う必要があります。
打ち出し商品や強化アイテム、ニーズが高い季節商品、トレンドアイテムは、導線上でコーナー展開を行い目的のあるお客さまのニーズキャッチにつなげます。
このようにして、生産枚数の多い商材を売れ筋にしていくことで売り上げの確保が確実になるのです。

情報共有がスタッフ全員でできている

売り上げづくりには、ショップやブランド内の情報をショップスタッフ全員で共有することも欠かせません。
たとえば、ディスプレイとレイアウト構成にまつわる定義やその理由、売れ筋商品の在庫状況、雑誌掲載の商品情報、完売商品の追加生産の有無など、店長だけではなくお店のスタッフ全員が把握することが大切!
ディスプレイとレイアウト構成にまつわる理由がスタッフに伝わると、それらの商品をおすすめする個々の意識がさらに強くなります。
また、強化商品や人気アイテムの在庫状況を把握するとセールストークの幅が広がり、追加生産や入荷予定の有無を知っておくと、在庫がない場合は取り寄せを行うといった『売り逃し対策』もできるようになりますよね。

協力体制ができている

ひとりのお客さまを最後まで対応する対面接客を行うお店では、接客中にほかのお客さまから話しかけられることもあります。
このような場合は、スタッフ同士の協力と連携プレーが重要に!
お店の状況はスタッフ全員が把握し、手がまわらないスタッフがいるときはスムーズに引き継ぎを行います。
これにより、お客さまに不快感を与えることなく販売機会を逃すことも少なくなります。

効率のよい休憩体制

売れるお店では、休憩体制も柔軟に設定しています。
たとえば、比較的動員数が少ない時間帯は2人ずつ休憩に入り、動員数が増える夕方以降は1人ずつ、ときには15分ずつずれて入るなど、集客が見込めるタイミングの人員確保も徹底しています。
また、セールやシーズンイベント時、納品や返品などの作業が必要なときも休憩体制を調整し、店頭での売り上げづくりを最優先に取り組んでいます。

最後に

売れているお店では、商品のよさだけではなくディスプレイや各アイテムの展開方法、そして雰囲気づくりや情報共有といった、目に見えない取り組みにも力を入れています。
まずは、お客さまが入りやすい雰囲気づくりから。 そして、店長や先輩スタッフのアドバイスとともに、ここでご紹介したポイントを参考にしながらよいお店づくりをめざしてくださいね!

PAGE TOP